歌踊コレ

「歌×踊」対談 ~ぐるたみん×れの編~

「歌×踊」対談 ~ぐるたみん×れの編~

はじめに

今回は歌踊コレ2026春で開催した「歌踊コラボ部門」にて初コラボ、幕張メッセにて開催されたニコニコ超会議2026の超踊ってみたブースにて、「Collection THE LIVE~踊ってみた×歌ってみた~」に出演された方から当時の心境や感想、ファーストインプレッションなど様々なお話を伺いました。

今回のお相手は歌い手の「ぐるたみん」さんと、踊り手の「れの」さんです。


取材・筆 東山竜一(ただのん

出会いはナンパ!?

-今日はよろしくお願いいたします。早速なのですが、今回のサラマンダーのメンバーは、歌い手側はかなりベテランが集結していて、逆に踊り手側はフレッシュな若手が集まっているということで、視聴者の方々は『どういう繋がりでこのメンバーが!?』と思っている方も多いかと思うのですが、なぜこのメンバーになったのかという所をまずは伺えればと。


れの:
歌い手さんで俺がお声がけしたのはぐるたみんさんだけで、そこから他の歌い手メンバーはぐるたみんさんが集めてくださったんですよね。


ぐるたみん:
そうだねー。まぁ、仲良くて頼みやすいメンバーだったっていうのと、みんなイイヤツだからね、そこだね。


れの:
踊り手のほうは、よく一緒にライブだったり動画だったりやってるみんなにプラスして、爆発力ある人欲しいなって思って矢澤ないんさん声かけてって感じですね。

-発案はれのさんからという事ですが、大元の大元として、二人が話したキッカケはなんだったんでしょうか?


れの:
これ、マジで自分がナンパしましたね(笑)


ぐるたみん:
そうね、ナンパだったね(笑)元々は前回の歌踊コレ秋の生放送があって、そこで共演っていう形でね。楽屋は別々であんまり話す機会も無かったんだけど、番組を作っていくうちにグルーヴが高まっていって。で、帰ろうとしたときに声かけられました。


れの:
歌踊コラボを何かしらやりたいなーと思っていたんですけど、自分があまり最近の歌い手さんとかを知らずで「歌い手さんって声かけてええんやろか・・・」って思ってた所に、番組の共演で昔めちゃくちゃ聞いてた歌い手さんおる!ってなって、帰りのご挨拶してはった時に「これ今がラストチャンスかもしれん!」て思って、行きましたね。


-もう勢いで行くしかないと。


れの:
これ関西人特有かもしれんのですけど、アホのふりして一回聞いてみたらええやんっていう(笑)聞くだけタダやって!


-で、いざ声かけてOK貰ったと思ったら、また更に聞いてたことのある歌い手さんが集まってしまったと。


れの:
いやー、もう「エライことなってもうたな」って(笑)

画の綺麗さを学びたくて

-ぐるたみんさんがこの企画をやろうってなったキッカケとかはどんな感じでしょうか?


ぐるたみん:
今までの踊ってみたのイメージって、定点カメラで背景がきらびやかなとこで踊ってるだけっていう感じだったんだけど、前回の歌踊コレの生放送があったときに、色んな踊ってみた動画を見たのね。そしたら、動画でのストーリー性がしっかりしてたり、画がものすごく綺麗だったりっていう動画をたくさん見て、「これはどうやって作っているんだろう」っていう所に興味が湧いて。


-じゃあ、動画の構成だったりという所も二人で話し合ったりも?


れの:
いえ、それは自分がめっちゃ押し付けた形になりましたね。


ぐるたみん:
要は「踊ってみた動画って、どう作ってるんだろう」って所に興味があったから、全部考えてもらって、それを体感したいなって思ったワケ。

ボケはカットされちゃって

-実際の動画上では、一緒に踊る箇所もありましたが、ダンスをする事に関してはどうでしたか?


ぐるたみん:
元々昔に、ETAっていうライブがあった時に、ダンススクールに行けるよって機会があったんだけど、3回くらい行って終わったかな、ちょっと才能ないなって思って。で、今回の動画もラスサビだけ踊ってもらいますねって話になって、まぁそりゃそうだよねってことで他の4人にも伝えて。最初は簡単な動きがくるのかな?って思ってたら、めーちゃくちゃ難しくて!「これ踊るんですか!?」みたいなのLINEグループで書かれてたよね。


れの:
ホンマすいませんその節は・・・(笑)


-普段から踊ってる人と、やったことない人とでは、簡単の認識もズレたりしますよね。


れの:
最初に出来上がった振り付けは、俺が見ても「コレ難しいやろなぁ」って感じでしたね。より良いものを作ろうとして考えてくれてるんですけどね!そこから修正してって感じで。


ぐるたみん:
修正後も、俺らの限界は超えてたけどね、みんな完全には踊れてなかったし(笑)


れの:
作品としてはいいラインで収まったと思いますよ!


ぐるたみん:
あとは、歌い手と踊り手の感覚違うのかなって思った所が、結構ウチらはボケをいれたシーンとかも撮ったんだけど、ほぼほぼカットされてたよね。


-歌い手と踊り手の感覚というより、投稿者としての世代差なんじゃ・・・?w


ぐるたみん:
あー!まぁウチらはニコニコ世代だしね、今はそういうボケとかダサいみたいな?あはははは(笑)


れの:
いや、そないな事ないですって!!あれもめっちゃ実はカメラマンさんと話合ってて、「うわ、ここ2個くらいボケいれたいけど、全体のバランス考えたら1個やなぁ」みたいな。なんだかんだ全部ボケバージョンも一回作ったんですよ!


ぐるたみん:
あったね、そういえば。


れの:
まぁ、曲自体がめっちゃかっこいい系なんで、今の形になりましたね。

全体の制作はスムーズに

-過去これまでにインタビューさせてもらった方々は、制作期間が1か月くらいだったりと短めで行われる事も多かったのですが、このコラボはどれくらい準備にかかりましたか?


ぐるたみん:
結構前から動いて、3か月前には仮音源は出来上がってたかな。


れの:
人数も多いんで、結構前からやらなアカンとは思ってましたね。


-構成だったりも割と早めに完成させてという感じで?


れの:
構成とかって、あんま伝わらんかなと思ったり、振り付けが左右違ったりもするので、夜な夜なスタジオ入って、全員分の解説動画撮ったりしましたね。


ぐるたみん:
マジで一人ずつの分をちゃんと撮ってくれたんだよね。


れの:
説明の動画見る時に、◯◯さんはここで、✕✕さんはこっちで、みたいに、自分に関係ない部分の解説とか飛ばすの正直ダルいやないすか。自分以外の説明を待つくらいなら、ひとりひとり専用の解説動画撮ったほうがええなと思って。


-本番の撮影自体はどれくらいかかりましたか?


れの:
撮影スタジオに入る前に、別の場所で振り付けの確認とかをして、そこからみんなで移動してですね。


ぐるたみん:
歌い手チームは18:00〜20:00くらいだったかな?


れの:
踊り手はそこから終電くらいまでやりましたね。

なんかグルグル回っててすげー!

-実際、歌い手チームと踊り手チームって、元々が知り合いではない中で初めましてをしたわけじゃないですか。最初に邂逅したときの思い出とかあれば是非。


れの:
俺はもうずっとピリピリしてましたね(笑)みなさんレジェンドの歌い手さんなので、なんか失礼あったらどうしようと思って。


ぐるたみん:
お互いに緊張してたよね。結局撮影の日が初顔合わせではあったから。


れの:
歌い手さんがスタジオに入ってきたら、矢澤ないんが床でグルグル回ってたし(笑)


ぐるたみん:
うわ!すげー!本物だ!ってなったね。回ってる所に「失礼しまーす」って入っていってね。


-踊り手の方から見て、今回の歌い手さんがやったダンスについて、あまり気を使わずに率直な感想とか頂けますか?


れの:
気を使わずに!?


-「とても素晴らしかったです。」みたいなありきたりなコメントではなく、もう一歩踏み込んだ素直な感想を頂きたいです!



れの:
そうですね。あのー、しゃむおんさんがめっちゃ練習してきてくれてて、動画を何度も何度も見てくれて、そういうことしてくれる方おるんやってびっくりしましたね。ぐるたみんさんは「あんま見てないや」って言ってこられて、イメージ通りでちょっと安心しました。


ぐるたみん:
口では練習してないって言ったし、見てないって言ったけど、ちゃんとやってるよ!?
見て練習しなきゃ動けないもん!


全員:(爆笑)

過去最多人数のコラボステージ

-ステージで実際にパフォーマンスもやられた訳ですが、やはり普段のライブとは感覚が違いましたか?


ぐるたみん:

歌に集中できねえ!ってずっとなってました。一人で歌う時は自然と集中できるし、何も問題ないけど、次はどこのタイミングでこっちに移動してとかがずっとあるので、そればっかり考えちゃって。


-いままでそういう経験が無かったわけではない?


ぐるたみん:
無かったわけではないけど、あっても移動が2回くらいとか、それくらいだったからねぇ。


-歌踊コラボという枠では、今回の10人というのが過去最大人数だったのですが、動画とライブで構成を変えたりもしましたか?


れの:
変えましたね。ただ、ここはもうちょい考えれたんちゃうかなっていうのが自分の中にはあって。歌と踊りを分けすぎたかなと、もちろん自分だけで決めたわけではなくて、主にNetaroが考えてくれたんですけど、10人での混ぜ混ぜな構成とか、もっと面白くできたかなぁって、思考及ばずで少し口惜しいですね。もう少し時間かけれたかなと。


ぐるたみん:
普段の歌のライブだと、曲の間奏とかでお客さんを煽るってことを歌い手はよくやるんですけど、今回はそれが無いので、この時間になにをしようかなとか、どうしてればいいかなってのを考えないといけなかったのは新鮮でしたね。


れの:
踊り手は間奏で生き生きしますからね。

ここが違った、単語の認識

-今回一緒にやってきた中で、意外だった思い出などはありますか?


れの:
ライブ用にイントロを伸ばしてもらったんですけど、ぐるたみんさんに相談したら「わかったー」って来て、そのままイメージ通りの尺が届いたりしたのはさすがだなって思いましたね。


ぐるたみん:
あ!踊り手さんがよく使う“ワンエイト”っていう単語を初めて知ったね!その単位って何?ってなってね(笑)


れの:
エイトってこれくらいのカウントですーって話しましたね。


ぐるたみん:
じゃあこれ2小節だねーってね。なんか、音のとり方とか、リズム感だったりとか、歌とはやっぱり違うなって思う所がたくさんありました。

お互いが受け取ったもの

-動画やライブを通して、吸収できた面などはありましたか?


ぐるたみん:
表現力っていう部分が足りないなっていうのを自覚して、今は声優の学校に通いたいなって思うようになりました。


-声優??


ぐるたみん:
感情移入だったりとか、感情の出し方とか、そういうのを学ぼうって思って。間近でダンスを見てて、すげぇなって圧倒されることがあって。きらびやかなステージで完成されたパフォーマンスを遠目に見ることはあったけど、動画の撮影で、みんなが何度も撮り直したりとか、素の状態での迫力を目の当たりにして、もっと感情を出せるようになりたいなってなりました。


れの:
何かを受け取って貰えたなら、踊り手としてはめちゃ嬉しいですね。


-逆に歌い手さんのパフォーマンスから受け取った事とかはありますか?


れの:
自分の感覚なんですけど、ダンスって平面でお客さんに伝えていくイメージがあるんですけど、歌って突き抜けていくというか、刺していける感覚があって。盛り上げるっていう目的は一緒だけれども伝え方が違うなって。いままでって2次元的に考えてたものが、3次元的に考えられるようになったので、この先も面白いことできるだろうなって思います。

今後の展望と未来について

-実際、この組み合わせは個人的にもスゴく良いと思ってるんですが、また次回の歌踊コレにエントリーしようという話はあるんですか?


ぐるたみん:
話もなにも、もう進んでるもんね?


れの:
もう始動中です!是非お楽しみに!


-今回のコラボは、若手の人から見ても夢があるし、ベテランの方も若い人と一緒に作品を作れるっていう、双方向から見てとてもいい環境がニコニコで出来上がっているというのが見えた動画だと思うのですが、今後同カテゴリに挑戦しようと考えている方などに向けてのメッセージなど頂けますか?


ぐるたみん:
何だろうな、俺は知名度とかそういうので活動を考えてるわけじゃないから違うかもしれないけど、楽しそうだからやるというか、興味が持てるようなことを言ってもらえたら、やってみようってなる人はいるんじゃないかな?世代が離れると、交わるタイミングって少なくなるから、こういう機会で若い人とかと一緒にやれる機会ってのは貴重だから、やってみるといいと思うね。


れの:
やっぱり、界隈も違うし、知名度も違う方と一緒にやるってなったときって、いまの自分たちが示せる物って、結果を出すまでの道筋を整えるというか、動画を完成させるまでのルートだったり、どんなクオリティで出せるかだったり、それしか無いと思うんで。コラボして貰えるっていう気持ちに応えることを全力でやっていくっていうことが大事やと思います。


-意外と一歩目が踏み出せない方って多いと思うんですが、そういった方にアドバイスなどはありますか?


ぐるたみん:
やりたいと思ったことの完成形を描けるようになるといいんじゃないかな。こういう事がしたいんです、だから一緒にやりましょう!っていうのをハッキリと示せるとやってくれる人は多いんじゃないかな。れのくんもそうだったしね。


れの:
あとはアレですかね、やっぱりアホのふりして話しかけるのがええかなと(笑)


-なるほど(笑)


れの:
まぁずっとアホのままじゃダメですけどね!


-長時間ありがとうございました、では秋のエントリーも楽しみにしております!


両名:ありがとうございました!

プロフィール

ぐるたみん

痛快なハイトーンボイスと独自のアレンジとコーラスが特徴的な歌い手/シンガーソングライター。

2011年CDデビュー後、1stアルバムは歌い手の作品として史上初のゴールドディスクに認定。「歌い手」黎明期から現在まで多くの人気を博す代表格の1人。

歌い手が総勢21名出演する『ウルトラハイパーライブフェス2025(確)』(ZeppShinjuku)を主催し大団円を収めるなど、ヴォーカルだけではなくエンターテイナーとして多彩な才能を発揮している。


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れの

2017年、動画投稿サイト「ニコニコ動画」の「踊ってみた」カテゴリーで動画投稿を開始。現在アナタシア、libre wolf jam、東奔キルタイムに所属。

踊ってみたをはじめ、ポールダンスなど幅広いジャンルで活動し、身体表現を活かしたコンテンツを発信している。ジャンルにとらわれない表現力を武器に、SNSを中心に活動の幅を広げている。

一方で医師として医療現場に勤務し、クリエイターと医師という二つの顔を持つ異色の存在。表現活動と医療の両立を続けながら、新たな挑戦を続けている。

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